GUIDE
エックス線の体を透過する性質を利用し、骨の状態(骨折の有無など)や胸や肺の状態、筋肉など軟部組織の状態などをみることができます。
エックス線によって体に影響を及ぼすとされる量には、体の場所によってそれぞれしきい値(しきい線量)があり、一般のエックス線検査ではこのしきい値よりはるかに少ない量であるため影響はありません。
骨密度検査は、骨のカルシウムなどの量や密度を測定し、骨の強さを調べる検査です。
当院ではDEXA法を用いて検査を行います。DEXA法は2つの異なるエネルギーのエックス線による透過度の差を利用した検査方法で、再現性が高く、骨密度の変化をみるのに適しています。
エックス線骨密度検査装置 - Chorale -
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
骨密度は小児期から増加し、20~30歳代で最大となります。それ以後は加齢とともに減少し、80歳代までに女性は30~40%、男性は20~30%を失います。
また、骨密度の減少が若年者の30%に達すると骨折を起こす確率が急速に高まります(骨粗鬆症)。
骨粗鬆症は腰痛や骨折の原因となり、日常の動作(ADL)や生活の質(QOL)を障害し、健康寿命を阻害する重篤な疾患です。早期発見・早期治療・予防が重要になります。特に女性は閉経を迎える50歳前後から骨量は減少し始めるため、50歳になりましたら精密検査を受けることをお勧め致します。
当院では2021年3月に最新の低磁場オープンタイプのMRIを導入しました。
オープンタイプのMRIは、トンネルタイプに比べて密閉された感じ(閉塞感)が少なく、閉所、狭所が苦手な方でも比較的楽に検査を受けられます。
また、低磁場MRIということもあり、トンネルタイプのような高磁場MRIに比べ撮像中の音も静かで、音楽を聴きながらの検査も可能です。
検査時間は撮像する部位にもよりますが、15~40分程です。
腰椎椎間板ヘルニア
肩腱板損傷
肉離れ:下腿筋挫傷
骨挫傷(踵骨)
超音波とは高い周波数の音(波)のことで、体の臓器や筋肉にあたると反射します。超音波診断装置はこの反射した波を受信し処理して画像にします。
当院では、主に慢性的な筋肉の痛みがある患者さんに対して、超音波診断装置を用いて検査や治療を行っています。
超音波診断装置 - SONIMAGE
HS1 -コニカミノルタ株式会社
エコーガイド下注射治療
滑膜炎の診断(関節リウマチ)
滑膜炎の診断(関節リウマチ)
動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中など重篤な疾患の原因となります。
この検査では、動脈硬化の指標として重要な「血管のつまり具合(ABI)」や「血管の硬さ(PWV)」を簡便に検査することができます。
定期的に検査することで、動脈硬化の予防や進行を防ぐことが可能です。
血圧脈波検査装置 - BP-203RPEⅢ
-オムロン コーリン株式会社