GUIDE
肩・肘・手関節・手指など、多くの上肢の疾患に対して、リハビリから手術治療まで、幅広く対応しています。
特に、肩関節については、鏡視下腱板縫合手術などの関節鏡を用いた手術を積極的に行っており、身体への負担が少ない治療が可能です。
局所麻酔や伝達麻酔での手術が可能な疾患(手根管症候群やばね指など)では、日帰り手術も可能です。
仕事・家庭の事情で入院のスケジュールを作ることが困難な場合にも対応可能ですので、適宜ご相談下さい。
鏡視下腱板縫合術
日帰り手術の一例
(手根管症候群に対する
鏡視下手根管開放術の切開部位)
スポーツ外傷でしばしばみられる、前十字靭帯損傷や半月板損傷に対する関節鏡視下手術や、変形性関節症に対する人工関節置換術(股関節・膝関節)手術も行っています。
スポーツ以外で生じる中高年の半月板変性断裂も、鏡視下手術の適応となることがあります。
人工関節置換術では、関節表面を人工物に置き換えるため、確実な除痛効果・歩きやすくなる、などの高い治療効果が期待出来ます。
変形性膝関節症に対する骨切り手術も行っています。
骨切り手術の最大のメリットは、患者さん自身の骨や軟骨などが温存されることです。
前十字靭帯再建
半月板縫合
(後根断裂の修復)
人工膝関節置換術
高位脛骨骨切り術
関節リウマチ治療の治療は、基礎治療(生活指導など)・薬物治療・手術治療・リハビリテーションの4つの柱から構成されます。これら全て一貫したリウマチ治療が、同一施設で行えることが、当院の特徴です。
近年、関節リウマチの薬物治療は大きく進歩しており、メトトレキサート、生物学的製剤やJAK阻害剤という経口分子標的治療薬なども登場しており、患者さんの様々なニーズに対応した治療が可能となっています。
薬物治療の発達に伴い、関節リウマチに対する手術は減少しているとも言われていますが、疾患活動性のコントロールの改善に伴い、患者さんの様々なニーズは拡大しており、QOL(生活の質)の向上や整容に直結する様な、指・足趾などに対する小関節手術はむしろ増加傾向であり、整形外科的な介入を必要とするリウマチ患者さんは少なくありません。
手術というと、抵抗があると思いますが、もちろん薬物治療を中心とした、装具治療・リハビリなどの保存的治療が優先であり、保存的治療でのコントロールが困難な場合や、痛み・ADL(日常生活動作)が改善しない場合に手術治療を検討すれば良いので、まずはリウマチによる関節症状について、何でも気軽にご相談下さい。
PFC-FD™療法とは、患者さん自身の血小板に含まれる成長因子を活用するバイオセラピーで、関節や筋腱の疾患・損傷に対する注射によるアプローチです。
PFC-FD™は、血小板の力を活用する治療法であり、血小板由来成長因子濃縮液を凍結乾燥保存したものの商品名・サービス名となります。
PFC-FD™療法は血小板が傷を治す際に放出する”成長因子”の働きを活用し、人体がもともと持っている「治癒力」を高める治療法です。